読谷村民と寄留民と嘉手納町民

本当に、恥ずかしい思いをした。



ぼくは沖縄県読谷村出身であり、現在も読谷村に住んでいる。
ここ10数年で沢山の『寄留民』が村内に移住してきた。特に福島原子力災害以降の増加が目立つらしい。
※別の土地から引っ越してきた人の事を「寄留民」と沖縄では読んでいるのですが、昔は差別的な意味を含んでいたみたいですね。でも、ここでは一般的に沖縄で使われている「寄留民」という言葉を選びます。ここで使われている「寄留民」にネガティブ要素は含まれていません。



ぼくらの村をわざわざ選んで住んでいるのだから、恐らく村のことを嫌いではない。地元民として、正直うれしい。



然しながら、ぼくの村は暫し閉鎖的な側面もあることは事実。
「寄留民」の方々もそう感じている人はいるだろうし、ぼくが村出身者として村の内側から見ても排他的な村民性と疑われても仕方がない場面に遭遇することもある。




つい先日、隣の嘉手納町の町が管理する施設を利用する機会があった。
嘉手納町は金持ちなので、町が運営管理する施設のクオリティが結構高い。
そこでの出来事なんだけど、恐らく嘉手納町民(施設スタッフ)2人が以下のような会話をしているのが耳に入った。


断片的だったので、要約するとこんな感じ

読谷村民は閉鎖的なのに、人の所にはズカズカ入ってくる。
・利用する比率が嘉手納町民よりも読谷村民が多い日もあるんじゃないの?
・そのくせ、村内の寄留民とかには冷たい。


その他、村民として耳を塞ぎたくなるような話が聴こえたものの。。。
正直、村民として言い返す言葉が出なかった。




いや、思いつきもしなかった。




残念ながら、読谷村にはそんなところもある。




「寄留民」と地元民が一緒に笑って生活するにはどうしたら良いのか?
嘉手納町に迷惑(?)がられている事実をどう回避するのか?
行政サービスのとても大事な仕事のテーマでもあると同時に、各村民が意識しないといけないと感じたのでした。



※村内の部落で相性が悪い部落同士があるのであれば、各々、愛嬌でカバーしましょう。