沖縄から自然をとったら何が残るのか?

今日はロードバイクのトレーニング日和。

朝、5時に起床、そのまま読谷村と逆サイドの泡瀬へ出発。泡瀬〜海中道路伊計島を往復してきました。
自然も多く、平坦でかなり気持ちのいいコースでした。

ルートラボ

そこで、泡瀬の工業地帯をぐるりと一周した時に感じたことを書きます。
この工業地帯の隣には埋め立て予定地があります。この泡瀬の埋め立て事業については、県内で多く議論されており、沖縄県在住であれば一度は耳にしているはず。

簡単に言うと自然)を破壊し埋立地を作り新たな価値(産業や雇用)を起こすのか?それとも今までの価値(海や自然)をのこすのか?という議論です。
ぼくがここで問題を単純化し泡瀬の埋め立て問題についてかなり乱暴に述べているので、全て鵜呑みにしないでくださいね。


沖縄失業率が高く、職についても賃金が全国最低水準で国内でも悲惨な状況です。前にブログで書きましたが、この県内での景気の悪さが働き盛りの県民の自殺や県内に漂う閉塞感を生み出していると沢山の県民が肌で感じているので、新たな雇用を生み出すことは県民の生活の向上に強く関わっています。

沖縄から自然を取ると何が残る?

ぼくは泡瀬の埋め立ては断固反対です。景気が一番大事!がぼくの持論ですが、一見矛盾しているとも取れますよね?
沖縄は第3次産業が多く、特にサービス業を職として生活を送っている県民が多く、ぼくの親戚や友だちにもホテルや観光産業で活躍している人も多いです。
どうして内地や海外からここ沖縄に観光に来るのか?
勿論、沖縄の綺麗な海と素晴らしい自然。が重要なファクターになります。
その、沖縄の大切な観光資源を埋め立てる事は情緒的な気持ち+目の前の現実を踏まえ重ねて断固反対なのである。


先ほど述べたように、埋め立て予定地の隣には同じく先に埋め立てられた工業地帯がある。その広大な埋立地にはパン工場、県工業技術センター、浄水場海上保安署、そして女心が横綱レベルならば、大関レベルに意味不明な沖縄のFTZfree trade zone)など多彩ではあるが、ほとんどの土地が余っているのだ。
写真は埋立地の航空写真です、写真右側なんて緑豊かに見事スカスカ。
なんでまた埋め立てるの??と、考えてみると昔ながらの沖縄行政&地元土建屋の影がチラホラ出てきそうだが本当のところはワカリマセン。
スカスカの部分に新たな雇用を生み出せるようにするとか、まだ伸びしろがあるのに、一時的な雇用を生むための公共工事には超ウンザリする。
しかも、青い海と引換の今回の公共工事は情緒的に反発してしまう。そこに広い土地ができた、だけど、ちょっとだけしか雇用が生まれず、土建屋だけがホクホク、そんなシナリオを想像しながら現地でトレーニンを行うとペダルを回すスピードもイライラで早くなってしまう。



今ある埋め立ててしまった土地&パーク・アベニュー一番街空港通りを再構築

そこで、提案。
ちょっとだけ先に述べたが先にできた埋立地の空地を整理再構築し環境影響にこれ以上負荷の無いようにする。
そして、同じ沖縄市のコザの街を復興の為にパーク・アベニュー、一番街、空港通りを整理整頓し、建設予定の工業地帯の機能を整備する。
中部在住の県民はよく知っているとおもいますが、コザの街の廃れようといったら目が当てられません。パーク・アベニューと一番街なんて空きテナントの方が営業中のテナントより圧倒的に多い。
ヒジョーに空間の無駄感と同時に暗く閑散としているので一種の異国の治安が悪い地域を歩いている感覚を覚える。
行政の手で思いっきりコザの街を再構築し、そこに工場を集中させ、働く人を集めると周辺地域にもよい経済効果を生み出すと思うのだけれども・・・因みに隣にはカデナ基地。コザは海や自然からも遠いので沖縄で工業団地を作るのであれば環境への影響も少ないはず。


今日はまだ色々書き足りませんが(モータースポーツとかカジノの事とか自殺の事とか)長くなるので次回にお預け。

お楽しみに。