イミテーションcutting edge

2013. 1.23 AM11:01
昨晩、上海から一緒に行動を共にしている人生の師NKMR氏から、興味深いファッション論を聞いた。要約すると。

氏曰く『ファションは時代遅れを生産するもの。』

中国沿岸部の某都市のKTVにて深夜まで酒を飲み、ホテルに帰った後のほろ酔い気分が一気に目が覚めて、ほんの数十分だが、真剣に考え込んでしまった。

正しく、ぼくが何となく言葉にできなくてただ何となく理解していた考えが氏の言葉によりぼくの頭の中ではっきりとした輪郭を帯びてきた。

・ファッションデザイナーはcutting edge(最先端を切り開く者達)ではなく、その他大勢を時代遅れにするだけの人達である事。
・そこには最新鋭の感性で生まれたデザインでは皆無であり、時代遅れとそうではない一部の人達を分別する定義を服やそれを取り巻くカルチャーを提示、提案していくだけの行為である事。
・見てか、触って、気に入って、買って、飽きたら、捨てられるのがファッションの根幹である事。
・このぼくが感じるファッション感はピンからキリまでファッションを名乗る限り、ラグジュアリーからハイストリートまで根幹は一緒である事。

それがぼくのファッション感なんだ。
そんなに崇高でもない故、魅かれる。

※写真は中国某沿岸部のKTVの様子