フェアトレードってなんだ?

今日は一日中部屋に籠ってデザインをしていた。

音楽をかけながらの作業は僕にとって余り役に立たない。というか邪魔にさえ思える。
無音で作業を進めるのも、寂しくなるので動画サイトやポッドキャストでニュースを流しながら作業を進めることが多い。
とある動画で、フェアトレードについてアメリカ人が視聴者に向けて熱弁を振るっていた。

ぼくもフェアトレードの商品をロンドンで見かけたことがある。大学の食堂で明らかに貧しそうなアフリカ人の写真のポップと一緒にフェアトレードチョコレートを売っていた。
ぼくは、購入したことはなかったけれど、なんとなく『経済格差が原因で、不当に安くカカオを買い叩いているのかなぁ?』『資本主義世界で生活しているんだからしょうがないんじゃないの?』位の事しか考えていなかった。


この熱弁を振るっているアメリカ人の主張のポイントは下記の通り
中南米では大量のコーヒー豆を生産している。
・コーヒー豆が投機的な思惑で価格が不安定。
・よって、時にはありえないくらい安価で出荷される。
・コーヒー農家の経済状況は非常に不安定なので、コーヒー豆を作る傍ら、安定的な収入を得るためにケシを栽培している。
・先進国や途上国の一部の富裕層のお陰で、彼らコーヒー豆農家はケシを栽培している。
・だから、真っ当な価格でコーヒー豆を買いましょう。そうでもしないとコーヒー豆農家はケシを栽培し続け、コカインを悪い人たちに流してお金持ちの国や地域に運ばれていく。お互い良い思いしない。

以上です。




同じような理屈で綿花やカカオも一部の人達のせいで不条理が生まれている可能性がある。

ぼくはあまりコーヒーを飲まないのでコーヒー豆を買うことは無いだろうが、フェアトレードの商品があれば、今度手にとってみようと思う。


然しながら、日本にはフェアトレードの商品は少ないね。というか見たことがない。

都会には、なんかフェアトレードマーケティング用語として、本来の意味からかけ離れた製品作りをした商品とかもありそうで、しっかり見極めてから購入したいと思う。