台風の日に想う

沖縄は台風です。
かれこれ、12時間以上停電しています。
停電が始まると冷凍庫が機能しなくなるので子供の頃はここぞとばかりに近くのマチヤグァー(個人商店)へ行きアイスクリームを貰いに台風の中ずぶ濡れになりながらダッシュで駆け出して行ったものです。
誰からこんな乞食精神を教わったのかわかりませんが、子供ながらに台風は学校休みになるし、アイスクリーム食べまくりだし良い思い出しかありません。

そして、残念ながら近くのマチヤグァーは10年くらい前に閉店してしまい、ぼくも大人になったので台風の印象はガラリとかわってしまいました。



停電です、電力の話です。
沖縄で反原発の声があまり聞こえないのは、沖縄電力原発保有していない&福島原子力災害が地理的に遠い場所だからなのかな?と思っていました。
しかし、久々に大型台風をくらうと違った考えが芽生えてきました。

沖縄は毎年数個の台風の為に停電しまくりなのです。上記の反原発の声が小さい理由以外にも、沢山の県民が電気の有難さを十分理解しているから反原発の声が小さいのかな?なんて考えたりしました。
病院や特別養護老人ホームなど、電気無しではやってけない施設に毎回『あそこ大丈夫かな?バックアップはあとどれ位持つのかな?』とか思うが故、電気無しの怖さを実感します。



多くの県民が『たかが電気』なんてどんな文章のセンテンスに組み込める気にはさらさらならないのであろう。