人間の身体は意外と敏感だった


定価車体価格70万オーバーのチャリを借りた。+αチューンでいくら投資しているのか想像しただけで恐ろしくなる。
そんな高価なロードバイク、性能を確かめたいじゃない?車が来ない平坦な道路で思いっきりペダルを回してみた。コンピュータの表示はMAX61km/h( ´ ▽ ` )ノ

カーボンで総重量は約8kg。相当軽いが、ハイスピード時の直進安定度がぼくのバイクと格段に違う。ぼくのバイクのほうが重いはずなのに。。。じっくり車体を観察するとホイルのスポークや流線形フレームを見て一目瞭然。このバイクは、慣性というメカニカルな理由を上回るエアロダイナミクスを肌で感じることができる。


ぼくは人間を基本的に信用しない。人間の凡てだ。(しん。おまえは寂しい人間だな、なんて言わないで。)勿論、この人間にはぼく自身も含む。特に信用していないのが人間の記憶。
記憶を辿り、その記憶を経験とし次のアクションを起こす。
よってそのアクションの動機や、過程にいささか疑問が残ることが多い。
勿論、記憶に頼らない方法論で仕事やイベントにアプローチするやり方だってあるので、記憶に頼らないで仕事物事を進める人を非常に信用する傾向がある。
ただし今回、人間の感覚は今回の高級ロードバイクに乗った事で信用せざるを得なくなった。
ぼくの愛車ミチコ号の価格は決して高いものではない。しかし、
ロードバイクの費用対効果は薄いと言われているが、ここまで価格の差があると投資の差は肌で感じる事が出来るんですね。結果
自分のマシンで同じ道路でおもいっきりペダルを回してMAX51km/hでした。

基本ロードバイクのパーツは費用対効果は薄いと言われている(ファッションはもっと費用対効果が薄い気がする)、ぼくのロードバイクはアルミニウム製。安価な6061番のアルミニウムとはいえ軽いといえば軽い。しかも、マメにメンテもしっかり行っているし、多少の傷はあるが、コンディションは抜群。
いくら価格の差があるとはいえ、両車両の乗り比べで、結果とそれに至るまでの過程がここまでハッキリ身体で実感できた。


まず、僕のロードバイクでかっ飛ばす時、特にダウンヒルで風を受ける際、マシンぼくが一体化し軽い麺棒になったように感じる、その麺棒の底部分で空気の壁を押し突き進む感じだ。
しかし、軽い麺棒。鋭利ではない分やっぱり空気の壁を感じる。

そして、高級バイクの方は、熱いナイフでバターを切る感覚に似ている。
熱いナイフは乗っているロードバイクの方で、空気のバターを押し突き進む感じでは決してない。
しかも、このナイフ感は車体下部に行けば行くほど鋭利さと熱を帯びていく、ナイフであるが故しっかりとしに手応えがあるし。ペダル一回しで確実にタイヤをグリップさせ路面に力(トルク)を伝え車体を前にワープさせる。進むというか点と点を結ぶワープに近い。

そして、先ほど述べた結果が最高速の差10km/h


双方が同じ過程を進んだのに結果として差がでたり、感触は手応えがあったのに結果はそうでもない。。。そんなことは良くあることです。但し今回に限っては全くもって今書いた事は当てはまらなかった。


人間の身体感覚は意外と敏感ですね。